昨日、映画『かもめ食堂』の試写会に行ってまいりました!
ゲストにもたいまさこさんと荻上直子監督を迎えてのトークショー30分付きのとってもお得な試写会でした(^^)
もたいまさこさんは、本当にあのままの感じの方で、おっとりとほんわかとやさしい感じがしました。画面を通してみると、普通っぽい感じがしますが、生で拝見するとやはり不思議なオーラを感じました。意外と小柄でビックリしました。私はどうしても仕事柄お肌チェックもしてしまうのですが…(- -;)50代とは思えぬ、白くてハリのあるとってもきれいなお肌でした(^^)シワもあまりなかったぁ・・・
荻上監督はあまり“監督”という感じがしなく、本当に普通っぽく、細くてスラッとしていて、とってもかわいらしい方でした。想像していたよりもお若い方だったのでビックリしました。
『かもめ食堂』は邦画で初のオールフィンランドロケということでも話題でしたが、“納得!“
その良さが映画の全面に出ていました。フィンランドの森の雄大さ、きれいな街並み、やさしくてのんびりとした人々、白夜の不思議な風景・・・フィンランドで撮影しなければきっとこんなにも素晴らしい作品に仕上がらなかったような気がします。
そして、何と言っても、小林聡美さんと片桐はいりさんともたいまさこさんの息の合った“あ・うん”の演技がこの映画をより引き立てています。小林さんは凛としていてとても美しく、片桐さんともたいさんは台詞がなくても、その存在だけで笑えてしまいます。無言の演技がすごいです…
主人公サチエがつくる和食がこれまたおいしそうで…かもめ食堂のメニューは、おにぎりや肉じゃが、卵焼き、豚の生姜焼きといったいわゆる『おふくろの味』がメインなのですが、おふくろの味って身近な味で何か食べると「ホッ…」としますよね♪フィンランドの人々にもその思いはちゃんと伝わっているようでした。
少し疲れていたり、悲しかったり、切なかったり…いろいろな思いを胸にそれぞれの登場人物はかもめ食堂を訪れますが、サチエが作った手料理を食べて、涙したり、癒されたり、元気をもらったりして皆帰っていきます。そして、いつも何だか皆この食堂に来てしまっているのです。かもめ食堂のもつ温かい雰囲気が何とも優しく人々を包み込みます。「うちも、かもめ食堂のようなお店でありたい!」と強く思いました(^^)
この映画を観てとっても気分が心地よく、ちょっぴり幸せな気分になれるのは、登場人物や風景が癒し系なことはもちろんですが、スローライフ&スローフードの良さが画面を通してひしひしと伝わってくるからなのだと思います。忙しい日常から少し離れ、ゆっくりとした時間の中で、自分らしく時を過ごしたり、美味しいものをゆったりと食べる・・・これこそ皆幸せを感じる瞬間なのではないのでしょうか?
この映画を観て、“スローライフ&スローフード”の必要さを実感しました。忙しすぎる日常は人々をイラつかせます。少しゆったり、のんびりすることで、心にもゆとりが出て、他人に優しくできたりします。そうすると、周りがみんな優しくなって、幸せな気持ちになりますよね!毎日、そんな小さな幸せを積み重ねていきたいな・・と改めて感じさせられた映画でした。あ~フィンランドに行きたい~(^0^)
ちなみに、ファッションやお皿たちも可愛くて見ごたえがありましたよ~♪
何と言ってもサチエのエプロンがどれもこれもカワイイ!!
皆さんも、『かもめ食堂』観る機会がありましたら、是非観てみて下さいね!
とっても幸せな気持ちになりますよ♪
by つくし