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2008年 03月 12日 ( 1 )

=岡田資(たすく)からの【明日への遺言】=

≪小泉堯史監督ありがとう!≫
『雨あがる』『阿弥陀堂だより』『博士の愛した数式』と感動的な映画を作り、世界中で高い評価を受けている小泉堯史監督が構想約15年、満を持して映画化されたという【明日への遺言】を先日観て来ました。

私は、この映画の前評判を聞くまでは、「大好きな小泉監督の映画なので、封切されたら、必ず観よう!」と思っていただけで、このような真実を全く知りませんでした。

「A級戦犯」という言葉は、頭の隅に残っておりましたが、A級というからには、B級があるということでしょうが、実は、戦争犯罪類型項目が、A項・B項・C項と第二次世界大戦の戦勝国によって、条例で分別されていて、A級戦犯・B級戦犯・C級戦犯とあったということを知りました。

この映画は、東海軍事司令官であった岡田資(たすく)中将が、B級戦犯として、戦後、横浜法廷で裁判にかけられた、その極限状況での最後の姿を事実に即して描いた素晴らしい映画です。

戦後60余年後の現在、日本は確かに平和で、豊かな国を取り戻したのですが、物質的な豊かさの代償に人間としての豊かさを失ってしまったように思います。

特に最近は、企業の隠蔽工作や政治不安、リーダーの無責任行動など、連日、報道がされている中で、多くの国民は、怒りと不安を覚えています。

“誇りや品格”といった人間としての大切な心を持って、「命を懸けても若い部下達や愛する人へ遺したいものがある…」とたった一人≪法戦≫に立ち向かい、誇り高く生き抜いた一人の男【岡田資(たすく)】を私は知ることが出来て、何度も何度も涙を流しました。

真っ直ぐな演技で伝える藤田まことさんの岡田資(たすく)は、なんと凛々しかったことでしょう!
「必殺シリーズ」の中村主水も好きですが、今回は、実力派俳優として見事な演技力と存在感を見せてくれました。

人間の優しさと深い愛に清く生きることを身をもって教えてくれた、【岡田資(たすく)】の人生の最後に巡り合えたことで、私は、これからの自分の生き方を考え直さなくてはいけない…と深く想いました。

いつも、傍聴席から微笑を絶やさずに夫を支え続ける妻温子(はるこ)さん。
言葉は交わすことが出来ませんから、切々と心情を訴える富司純子さんの姿が素晴らしく、美しく、それも涙を誘いました。

是非、日本中の一人残らず、皆さんに観て欲しい映画だと思いました。

【明日への遺言】公式ホームページはこちら
→→http://ashitahenoyuigon.jp/index2.html


by ミルラ
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by lina-green | 2008-03-12 13:21 | 映画